まだ見ぬあなたへ・・・

粉々に砕け散った心   真実だと思っていた愛・・・・・・


本気で賭けた  生命(いのち)   人生・・・・・・



もう、誰も信じる事など出来ない・・・・・

血の繋がった肉親ですら・・・・・

そんな自分が許せない・・・・・・・・。






「言葉の使い方を考えろ」

「言い方に気をつけろ」

「何を言って欲しいの?  何を求めてるの?」

「覚悟の上で 自分が決めた事でしょ?  最初から解ってた事でしょ?

 あなたはまだ 恵まれてるわ。。。。。。。」






私は、 自分の仕事を決めただけであって、  2人で努力しようと

決めただけであって、

私 一人で離婚を決めて   孤独を選んだわけじゃない・・・・・・





過去(今まで)に  どんな事があったか・・・


どんな気持ちで 今まで(過去)を乗り越え   這い上がって来たか

知らないくせに・・・・・・・・・



そして、皆  自分の過去の不幸の自慢話をする・・・・・・

次に、 自分の理想を私に押し付けて  少しでも反論したら

拒否・ 拒絶・ そして否定・・・・・・・・


「あなたがそんなだから・・・」

「あなたのそういう所が・・・」

「だからお前は・・・」




最終的には

「もういい。わかった。好きにしたら? 私、(俺)は もう知らない」





相手は  自己完結。

音信不通。

私から連絡しないと・・・・・それも、 「ごめんなさい」を言わないと

一切連絡なし・・・・。




だから  私も  自己完結。


結局、 全て私のせいになるのだから・・・・・・・・・。



(誰も、 『私』 という人間を識らない。 理解しようとすらしない。
 見た目で判断されて、 偏見で内身を決めつけられた性格の存在・・・)





だから  私も心を開かない・・・・ 


望むな・求めるな・甘えるな・頼るな・信じるな・・・・・・

待っているのは裏切りだけ・・・・・・・・・・。



誰よりも愛し、 守ってきた夫(ひと)すら  私から去っていった・・・


努力してきた全てを否定して、 15年という時間と2人で築き上げて来た

歴史を  捨てた。。。。。。。



『 家族 』という存在に裏切られ、 置き去りにされたのは 


これで2度目・・・・・・・・。




一度は泣きわめいて。  縋り着いて追いかけて  頼んだ。





「行かないで、独りにしないで」 と・・・・・・・・





でも、 追いかけても 無駄だと思い知らされた瞬間から、


私は  人を追わなくなった。。。。。。。



惨めさと  空しさだけが残る・・・・・・・どんなに泣きたくても 


もう涙は流れなくなっていた。。。。。。








・・・でも、心が叫んでいる・・・







「 寂し過ぎる。 辛過ぎる。 苦し過ぎる。 悲し過ぎる。 」


「何故、 私は独りなの?   逃げてないのに・・・
 やっと 孤独から抜け出せて、   生涯愛し合える時間を手に入れたと 思っていたのに  何故、 また孤独に戻らなければいけないの?」


「でも、 強くならなきゃ  生きていけない」





・・・・・そして私は どんどん嫌な女になってゆく・・・・・・


凍てついた 表情の笑みを浮かべた仮面をかぶり・・・・・

何事もなかった様に  冷めた目で平常心を保とうとする・・・・・・・

凍てついた心を持った女・・・・・・・・・・・。


でも、  心の中はマグマの様に煮えたぎって、業火の炎の様に

何時 爆発するか解らない・・・鬼夜叉になってしまった女・・・・・・。






叶うのなら・・・・・・・






もう一度だけ、  本気で愛したい。

本当に信じたい・・・全力で守り、支え、尽くしたい。。。

もう一度だけ・・・。




私の 全てを賭けたい。   捧げたい・・・私の全てを・・・・・・。

もう一度、微笑みたい・・・・・





・・・・・・・・ 「まだ見ぬあなた」に ・・・・・・・・・・・







包まれたい  温もりを感じたい  守られたい  愛されたい・・・・


そして  永遠(とわ)に変わる事のない愛と、 決して裏切りのない愛を

誓い合いたい・・・・・・・・。





「まだ見ぬあなた」と・・・・・・
      
       今度こそ真実(ほんとう)に・・・・・・・・・。






ありのままの  全ての私を受け入れて  愛してくれる・・・

叱ってくれる・・・一人の女性として扱い 認め ・・・・・・・

激しく強く  私を求めて  愛してくれる・・・・・・・


    「まだ見ぬあなた」に 早く出逢いたい・・・・・・。





その存在すら知らない  「まだ見ぬあなた」に ・・・・・・・・








お願いします・・・もう一度、  私に笑顔を取り戻させて下さい・・・


「あなた」の その腕で力強く、 しっかりと私を抱き締めて下さい・・・

「あなた」の その胸に引き寄せられ、

「あなた」の 抱擁を私に刻み込んで下さい・・・

そして、『信じる事』と『心を開く事』を・・・・・・・・・

眠れる場所を  思い出させて下さい。





思い出した瞬間から、 私も 「あなた」の オアシスとなり

今度は 私の胸の中で  「あなた」を眠らせてあげたい・・・・・




だから、もう一度だけ  私に真実(ほんとう)を下さい・・・・・


本気で  嘘・偽りのない愛を  私に下さい・・・・・


魂を   私に預けて下さい・・・・・


何の不安も 疑いもなく  愛させてください・・・・・





眠らせて下さい・・・・・・・・・







  その存在さえ否定している





     「まだ見ぬあなた」の 腕の中で・・・その心で・・・・・






2005・2・14



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